真言密教の開祖であり仏教界のカリスマ的存在・空海と、エリート僧として名を馳せた日本天台宗の開祖・最澄。同じ天才でありながらも、対照的な道を歩む2人の物語をおかざき真里が華麗に、繊細に、豪快に描いた漫画作品。
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学校に行き、会社に勤め、結婚することが「当たり前」なのか。異性を愛することが「当たり前」なのか。
人物、場所、時間に惑わされず、己の頭で考え、真理を求める。その力が己という人間として「正しく生きる」ことを可能にする。事実と真実は違う。そして真理はいつも闇の中にある。「真理を問う力」を強く社会で生かすならばジャーナリストや検事・弁護士、哲学者などの仕事で強く発揮されるだろう。
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花が美しいのも、人が美しいのも、目が見せているのではない。その人の心が美しいと感じるのは、その人の心がしている仕事である。同じものでも、心が違えば全く異なる像がその人の中に映される。
目に映る情報を心で受け止め、真の意味を求めるという「心で視る力」を強く社会で生かすならばアーティストやクリエイター、音楽家、あるいは教職などが適しているだろう。
徳を積んだ僧侶があなたに向き合う稀少なこの日。
2つのコースのどちらかひとつをお選びください。
きっとこの世に生きる意味を、
秘めた己の力を感じ取る一日になることでしょう。
2019年7月28日(日)
午前11:00
高野山大学集合
シークレットツアー
参加には
秘密の暗号が必要です
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シークレットキャンパスはなぜ一日だけなのでしょうか。
弘法大師空海が真言密教の教えを日本に持ち帰った平安時代、多くの仏教では、「長い間修行しないと仏様になれない」とされていました。そんな中弘法大師は、「人はだれでもこの身このままで仏様になることができる(即身成仏)」と説かれました。長い時間をかけるよりも、限られた時間の中でより深く自分の中に眠る力を見つけ、その力を十分に発揮することが大切なのです。やっぱり、ツアーもいいですが、シークレットライブの方が盛りあがりますよね。
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高野山大学が遠すぎて行く気になれないのですが。
お大師様が唐で学んだ密教を広める根本道場を建てるのにふさわしい場所を選ぶために、唐の明州の港から三鈷杵(密教法具)を投げました。この三鈷杵を探したところ高野山に辿り着き、高野山を根本道場としたと言われています。
お大師様の移動距離と比べると、ご自宅から高野山大学までの距離は近く思えてしまいますよね。 -
あまりに天竺すぎてスマホの通信が入らないのではと心配です。
たしかに本学は「天竺すぎる」場所にある大学です。キャンパスの立地する標高が820mと、日本国内の大学では「2番目に」高い場所にあります。(1番目はググってください。)
ところが実は高野山は海外からの観光客も多いため、意外とネット環境はいいんです。お寺でも無料Wi-Fiを設置しているところがたくさんあります。特に高野山大学の周りはバリ3ですので安心してお越しください。(バリ3が何のことかわからなければググってください。) -
行ったら帰ってこれますか?
高野山大学は世界遺産である高野山の中心に位置しています。
平安時代、行者の方々は徒歩で大坂から参拝に来られていたため、2日以上の日数が必要でした。このことから、大坂からお越しいただく場合は往路に2日、帰路に2日の計4日間以上かかることになります。ぜひ身支度をしっかりと整えてからいらしてくださいね。(現在では大阪の中心地「難波駅」から2時間ほどでお越しいただけますので、ご安心ください。) -
高野山大学に入学した場合、坊主頭にしないとだめですか。
本学に入学しても、必ずお坊さんになるわけではございません。卒業生の3割程度は一般社会で活躍されております。
しかし本学でお坊さんになりたい方は、剃髪いただく必要がございます。髪の毛があると、そこにとても多くの意識や時間を割かなければなりません。色々な雑念が起きてしまい、思考や時間が奪われて、修行に集中できなくなるのです。
ここだけの話、坊主頭だとお風呂上りも楽ですよ。