著名人ご来校記録

チベット仏教の宗教上最高指導者、ダライ・ラマ法王十四世が三十年ぶりに来校

  • ダライ・ラマ法王 青年僧と語る 高野山管長とダライ・ラマ法王が質問に答える
  • 第一部 ダライ・ラマ法王と科学者の対話
  • 第二部 高野山大学学長、ダライ・ラマ法王と密教を語る

講演Ⅰ

講演Ⅱ

ダライ・ラマ法王 十四世

2011年10月31日・11月3日

本学は2011年で創立一二五周年を迎え、ダライ・ラマ法王十四世を高野山大学にお招きしました。

チベット仏教の宗教上の最高指導者であるダライ・ラマ法王十四世を高野山大学にお招きして、講演、法話、対談、チベット密教金剛界マンダラの灌頂を行って頂きました。

今回のダライ・ラマ法王猊下の高野山大学訪問は、一九八〇年(昭和五十五年)十一月世界連邦日本仏教徒協議会の招聘により来日された法王猊下が、同月二十一日高野山大学を訪問なさり、本学学生に対して講演なさって以来、三十年ぶり、二回目の本学訪問でした。

チベット仏教は、私共の真言宗と同様に密教を最高のものと位置付けています。言い換えますと、チベット仏教と、我々の日本の真言密教の両者は、同じ仏教のなかの密教の伝統を継承しています。

従いまして、仏教・密教に関する講演、法話やチベット密教の灌頂などをして頂き、真言密教とチベット密教が相互に学術と文化の交流を深め、両密教がめざす済世利人と世界平和の思想を学習しようと企図した試みでした。今回、双方の密教教理に関する対話などの交流について法王猊下から具体的なアドヴァイスも頂きましたので、今後これを実現させてゆきたいと思っています。

高野山特別法話

講演Ⅰ / 2011年10月31日 「ダライ・ラマ法王 青年僧と語る 高野山管長とダライ・ラマ法王が質問に答える」

未来を担う若者たちとの対話

高野山大学松下講堂黎明館において、松長有慶高野山真言宗管長とダライ・ラマ法王が、「どのような時に幸福と感じるか?」等、青年僧からの真摯な質問に答えられました。これは未来を担う若者たちと対話したいという両猊下の強いご希望によるものでした。

講演Ⅱ 第一部 / 2011年11月3日 「ダライ・ラマ法王と科学者の対話」 [脳科学者] 茂木 健一郎 氏 [宇宙物理学者] 佐治 晴夫 氏 [情報生物学者] ナターリア・ポリュリャーフ 氏

宇宙・生命の本源、脳と心の関係とは

第一部では、ダライ・ラマ法王と日本の科学者三人との対談を行いました。これまでにも法王は世界各地で様々な専門分野の科学者たちと対話してこられました。

今回は、茂木健一郎氏(脳科学者)、佐治晴夫氏(宇宙物理学者)、ナターリア・ポリュリャーフ氏(情報生物学者)との対談でした。 宇宙や生命の本源、脳と心の関係などをめぐる刺激的な科学と宗教の議論が展開されました。

講演Ⅱ 第二部 / 2011年11月3日 「高野山大学学長、ダライ・ラマ法王と密教を語る」 [インド中期密教] 乾 仁志 教授 [インド・チベット密教史、仏教文化史] 奥山 直司 教授 [マンダラ、密教美術研究] 川崎 一洋 講師

日本密教 × チベット密教

第二部では、藤田光寛高野山大学学長を始めとする高野山大学の教授陣(乾仁志教授、奥山直司教授、川﨑一洋講師)が、ダライ・ラマ法王と密教の思想と実践について学術的な対話を行いました。これは、日本密教とチベット密教が学問上、教理上のさまざまな問題を論じ合う初めての試みでした。

今後もチベット仏教の学僧と密教教理について対話を継続し、相互に学び合いたいと思います。

未来の日本密教とチベット密教に豊かな実りを

法王猊下は正に、伝統的なチベット仏教とチベット文化のエッセンスを身をもって体現なさっておられる生き仏(観音菩薩の化身、活仏)でした。仏教の経典を読み、教えを聞き、その意味について考え、そして瞑想することが仏教の修行であると説き、私共に仏教を学ぶことの大切さを強調なさる学僧でもありました。

また、現代の近代科学にも強い関心をもっておられ、科学者との対話も続けておられます。好奇心旺盛で、ユーモアを解し、一度、法王猊下の法話を聴けば誰でも魅了されてしまう、そのようなカリスマ性をもっておられる方でした。法王猊下は高野山での滞在を非常に喜んでおられました。ポタラ宮やダラムサラに居るようだった、と仰っておられました。

法王猊下のご来校は、日本の真言密教、弘法大師の教えを再確認する機会とすることもでき、今後密教徒同士の交流に繋がる素晴らしい行事となりました。このような試みは日本密教とチベット密教の両者に精神的に豊かな実りをもたらしてくれることでしょう。

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