著名人ご来校記録

チベット仏教の宗教上最高指導者、ダライ・ラマ法王十四世が三度目の来校

  • 4/13 前行法話
  • 4/14 チベット密教 胎蔵マンダラの灌頂(序会、本会)
  • 4/15 記念講演 「人はどのように生きるべきか -21世紀における宗教と倫理-」

ダライ・ラマ法王 十四世

平成26年4月13日〜4月15日

法王猊下、3度目のご訪問

高野山大学は、平成26年(2014年)4月13日から15日まで、インドのダラムサラに住んでおられるチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ法王14世をお招きしまして、チベット密教の胎蔵マンダラの灌頂と記念講演を行って頂きました。

法王猊下が高野山大学を訪問されるのは昭和55年(1980年)、平成23年(2011年)と今回とで3回目となります。

チベット仏教と、我々の日本の真言密教の両者は、それぞれ最上位に置く教えの違いはありますが、密教を最高のものと位置付けています。従って法王猊下を、高野山大学にお招きし、広く密教の文化についての法話やチベット密教の灌頂などをして頂き、私たちの真言密教とチベット密教が相互に学術と文化の交流を深め、両密教がめざす済世利人(さいせいりにん)と世界平和の思想を学習することは、大変意義深い「文化交流、密教徒間の対話」であります。

平成26年4月13日 前行法話

受者の心構えを堅固にする法王猊下による前行法話

ダラムサラにあるナムギェル僧院の高僧9名によって前もって制作された胎蔵の砂マンダラのもとで、チベット密教の胎蔵マンダラの灌頂を授けて頂くに先だって、法王猊下による前行法話が行われました。灌頂を受ける前に、密教の教えを聴聞し、受者の心構えを堅固にするために行われる法話です。

ゲルク派の始祖ツォンカパ(1357-1419)が著した『ツォンカパ大師の体験の歌』(『菩提道次第集義』ラムリム・ドゥトン、顕教と密教のすべての教えを仏道の修行階梯として体系的に整理した道次第ラムリムをツォンカパが要約して詩文にまとめたもの)と、ダライ・ラマ法王が毎日お唱えになっているカダム派のゲシェ・ランリ・タンパ(1054-1123)の『心を訓練する八つの教え』(ロジョン・ツィクギェーマ)を解説して、すべての衆生が幸せになるように願う人になるための指針をお説きになりました。

平成26年4月14日 チベット密教 胎蔵マンダラの灌頂(序会、本会)

大日経に基づいた序会、本会

法王猊下とナムギェル僧院の高僧による成就法が行われた後、『大日経』(東北目録494、大谷目録126)に基づいたパンチェンラマ3世(1738-80)著の次第に従って、序会、本会が行われました。

チベット密教における灌頂(Initiation)は、全ての求める人に受ける事が許されるが、受けてから後に、グルヨーガや本尊瑜伽などの成就法を修して密教の修法をしなければならないのです。

平成26年4月15日 記念講演「人はどのように生きるべきか -21世紀における宗教と倫理-」

自分の心に平和を築くことが、広義において非暴力の実践となる

「多くの問題を抱える21世紀に生きる我々は、どのように生きるべきか?」「如何にして人生の苦しみからのがれることが出来るか?」「どのようにすれば世界の人々が平和に、幸福に暮らすことができるか?」をお説きになりました。
仏教の経典を唱えるだけではなく、読み、その意味を考え、瞑想し、煩悩を滅するように努力することが大切です。縁起(えんぎ)の理法を理解し、利他のために努めようという菩提心を起こさねばなりません。慈悲の心を持って他の人に接し、自分の心に平和を築くことが、広義において非暴力の実践 世界平和にもつながるのです。

日本とチベット、今後の比較研究に期待

本学は去る平成23年(2011年)10月29日から11月4日まで、法王猊下をお招きしまして、法話、講演、チベット密教の金剛界マンダラの灌頂を行って頂きました。
この度は胎蔵マンダラの灌頂を授けて頂きましたので、これでチベットに伝わりました金胎両部の曼荼羅を制作し両部の灌頂を高野山大学においても授けて頂いたことになります。

日本密教とチベット密教に伝わる両部の曼荼羅や儀軌次第などの詳細な比較研究も今後期待されるところです。

法王猊下は好奇心旺盛で、ユーモアを解し、一度、法王さまの法話を聴けば誰でも魅了されてしまう、そのようなカリスマ性をもっておられる方でした。

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