イベント詳細

東日本大震災から学ぶ連続講座

2014年4月4日

H26 東日本大震災復興支援活動から学ぶ連続講座

 3年前に発生した大震災は未曾有の被害をもたらし、今も多くの方々が困難のなかにおられ
ます。あらためて被災されたみなさまにはお見舞いを申し上げます。弘法大師の教えを現代
社会にいかすことを研究の柱とする密教文化研究所では、あの日突然起こった悲劇にどう向
かい合うか、また今もその苦しみを抱える方々とどう接していくべきかについて、他分野からも学び
つつ共に考えるという趣旨のもと、平成25年度に同連続講座を企画しました。26年度につきま
しても、同連続講座を開催致します。
今年度も、多くの皆様のご参加を歓迎いたします。是非お越しください。

第一回

講師:西條剛央
(さいじょう たけお)
5月28日(水)「復興支援における組織作りとリーダーシップ養成について」
早稲田大学大学院 商学研究科 専門職学位課程(MBA)専任講師
 講師:西條剛央 紹介リンク ブログリンク
 東日本大震災によって被災した人びとと地域を支援する、日本最大級となる被災地支援のボランティア組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を設立。被災者が現在必要としているものを、必要な分量だけホームページに掲載し、それを見た支援者が被災者へ直接物資を届けることのできる仕組みをつくり、行政の手が及んでいなかった小規模避難所、仮設住宅など、3000カ所以上に15万5000品目、3万5000回以上の物資支援を実現させた。「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げた経緯とその後について、専門の構造構成主義がどのように役立ったのかを含めて語っていただく。
第二回

講師:稲場圭信
(いなば けいしん)
6月4日(水)「災害救援マップの作成から見えてきた宗教の可能性」
 大阪大学 人間科学研究科 准教授
 講師:稲場圭信 紹介リンク  研究室リンク
 専門は利他主義・市民社会論、ソーシャル・キャピタルとしての宗教、宗教の社会貢献に関する研究。東日本大震災後、「宗教者災害救援ネットワーク」「宗教者災害救援マップ」を國學院大學の黒崎浩行らと立ち上げて運営。「宗教者災害支援連絡会」世話人。
  東日本大震災復興支援において宗教はどのような活動を展開し、どのような役割を果たしてきたのか。現地調査での体験を含めて語っていただく。
第三回

講師:千葉淳
(ちば じゅん)
6月25日(水)「遺体安置所での活動から今大切にしていることへ」
映画『遺体』の主人公
講師:千葉淳 (映画『遺体』公式サイト
震災後に遺体安置所とされた釜石第二中学校体育館の様子を克明に描写した壮絶なルポルタージュ『遺体』(石井光太著)はベストセラーとなり、映画化され、大きな反響を呼ぶことになった。映画『遺体』で俳優西田敏行氏が演じた主人公・千葉淳さんご本人から、震災直後の遺体安置所の様子や支援活動を通して感じておられることについて語っていただく。
※当日『遺体』上映予定(本館の映画上映が可能な教室或いは第2会議室)
第四回

講師:尾崎真奈美
(おざき まなみ)
7月23日(水)「3/11のPTG(心的外傷後の成長)におけるスピリチュアルな成長」
相模女子大学人間心理学科准教授
講師:尾崎真奈美 (相模女子大学 教員紹介サイト
東京大学大学院教育学研究科出身。相模女子大学准教授。日本トランスパーソナル学会副会長.国際生命情報科学会理事、一般社団法人森になる理事。ポジティ ブ心理学の分野でスピリチュアリティ研究を国際的に行っている。科学・芸術・宗教の統合を目指し、欧米諸国の国際会議でダンス・茶道デモンストレーション を行って来た。2014年7月国際応用心理学会(パリ)にてこのテーマで基調講演を行う。学術著書として「スピリチュアリティとは何か」「ポジティブ心理学再考」「The Joy of Giving」いずれもナカニシヤ出版。 東日本大震災の後、苦しみを抱えつつも、生き生きとさらに精神的に深く美しく成長して来た人々が知られている。そのような態度は心的外傷後の成長(PTG)として知られている。本講演においては、PTG概念より導かれた人間の強み,特にスピリチュアルな成長に焦点化し、それが一般人の中で自然に起きる事より,人間性の輝かしい可能性に言及する。また、実証データより日本人PTGの特徴を示し、仏教的世界観と西洋的世界観の統合をポジティブ心理学の分野で試みる。
第五回

講師:白川美也子
(しらかわみやこ)
9月24日(水)「虐待を生き延びるということ」
こころとからだ 光の花クリニック院長
講師:白川美也子 (公式FaceBook)
1989年浜松医科大学卒業。浜松市内のいくつかの病院を経て、2000年4月より独立行政法人天竜病院精神科医長。2006年より浜松市保健福祉部保健福祉施設設置準備室、2007年より浜松市精神保健福祉センター所長、2008年より国立精神・神経センター臨床研究基盤研究員。2010年1月より昭和大学精神医学教室、特任助教として発達コホートの形成と母親のメンタルヘルスと乳児の自己調節障害の観察および生物学的背景にまつわる研究を開始する。4月より、東京女子医科大学女性生涯健康センター非常勤講師
人格を分裂させなければ生き延びられないような体験とはどのようなものか。虐待を受けた女性たちに寄り添う体験から見えてきたことについて語っていただく。
第六回

講師:大井玄
(おおい げん)
10月22日(水)「看取りの現場から見えてきたこと: 仏教・密教を社会に生かすために」
東京大学名誉教授。元国立環境研究所所長。臨床医の立場を維持しながら国際保健、地域医療、終末期医療にかかわってきた。(著書多数
講師:大井玄 (紹介サイト
さまざまな現場での看取りや認知症を生きる人々への支援などから見えてきたことは何か?そこに生かすべき仏教・密教の教えは何かについて語っていただく。
第七回

講師:鈴木岩弓
(すずき いわゆみ)
11月26日(水)「東日本大震災と臨床宗教師」
 東北大学文学部・大学院文学研究科教授。(東北大学大学院 公式サイト
 専門は宗教民俗学。死生観・民間信仰概念の展開・流行神の形成過程などに関心をもつ。 『いま、この日本の家族―絆のゆくえ―』(2010年:弘文堂)
 東日本大震災後に開設された臨床宗教講座と、そこで要請される臨床宗教師とは何かについて宗教と宗教学の視点から語っていただく。
日時 午後1時30分~午後4時
会場 高野山大学 本館2階 第2会議室
入場 無料
主催 高野山大学 密教文化研究所
後援 高野山真言宗 東日本大震災災害対策本部
画像協力 首都大学東京 渡邉英徳 研究室 (wtnv.studio) (東日本大震災アーカイブ
事務局 高野山大学密教文化研究所事務室
(〒648-0280 和歌山県伊都郡高野町高野山385)
TEL:0736-56-2390   FAX:0736-56-2980
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