活動紹介
古文書・聖教調査事業
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古文書・聖教調査事業

  • 高野山聖教調査研究

    高野山塔頭寺院の古文書や聖教類の調査研究を行い、学術的な観点から高野山の歴史や文化の解明を目指します。2021年度は清浄心院文書の調査を実施しており、過去に実施した他組織による調査結果の整理ならびにデータベース化を進めています。作業には、坂口専従研究所員の指導のもと、院生・学生がアルバイトとして参加しています。

  • 博学連携事業

    高野山霊宝館との連携事業であり、霊宝館に収蔵されている御影堂文書をデジタル化し、その整理・調査を進めております。現在、御影堂文書を収納する文書箱のうち、「番外」と題された箱の調査を実施しており、2021年度は番外9箱分の調書を作成しております。

  • 龍光院文書調査研究

    高野山の塔頭寺院の一つ龍光院所蔵聖教類約100函の悉皆調査を進めています。龍光院は大師ご住房跡との伝承をもち、国宝・重文等貴重な文化財を多数所蔵する名刹です。対象の聖教類は、高野山霊宝館から高野山大学図書館へ移管されたものです。現在は、基礎資料となる目録作りを行っています。

  • ゴルドン関係文書調査研究

    高野山奥之院の大秦景教流行中国碑のレプリカを寄贈したことで知 られるエリザベス・アンナ・ゴルドン(1851-1925、以下、ゴルドン夫人)は、高野山を始め日本の仏教界と深い関係があります。本学図書館には、土宜法龍(1854-1923)を通じて寄贈されたゴルドン夫人の旧蔵書(以下、 ゴルドン文庫)が蔵されております。本事業では、このゴルドン文庫を調査 してその実態を明らかにし、他のゴルドン文庫ないしコレクションとの比較を通じて、その特色を明確にします。