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2014年02月21日 研究会
南山教学研究会 第5回
日時:2月21日(金) 15時~
場所:密教文化研究所 2階 会議室
内容:「綵画形像」について
「綵画形像」について
本論則は、自性法界宮に綵画された形像などが存在するのか、否かを論じる算題である。そこでは自性法界宮をいかに捉えるか、綵画された形像とはいかなる存在であるかなどの問題が議論されている。『宗義決択集』をはじめ、いずれの論義書も結論は形像ありと認めるものの、細論については各論義書で異同があり、例えば『杲宝私抄』では形像の解釈に「四重秘釈」が立てられている。これは現実の形像、すなわち仏像や曼荼羅などは単なる彫刻や絵画ではなく、「本有」や「即事而真」といった思想が、「内証の法門」たる真言密教の教えの根底にあることを示唆するものである。
※参加自由、事前申込不要