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2014年03月14日 研究会
南山教学研究会 第6回
日時:3月14日(金) 15時~
場所:密教文化研究所 2階 会議室
内容:「自性身随縁化他」について
「自性身随縁化他」は、『声字実相義』での四種法身に関する記述「是の如くの身土、並びに法爾・随縁の二義有り」の解釈をめぐって、自性法身は法爾の徳のみ有するのか、それとも随縁の徳も合わせ持つのか、を論じたものである。難者は法爾のみとの立場をとり、答者は随縁の徳ありと主張する。
『宗義決択集』におけるこの論議については、「随縁」の用法が重要な意味をもつ。その点を、『声字義』のいくつかの注釈書や、寿門での「自性身随縁化他」の論議を参考に検討し、自性身が随縁の徳を有することの意義を考えてみたい。
※参加自由、事前申込不要