教員紹介
高野山という曼荼羅世界で、心の学問である仏教を修めましょう
徐 東軍特任講師
専門分野/中国密教の歴史と思想、仏画・曼荼羅制作
真言密教は弘法大師によって唐から請来されて以来、1200年の歴史を超えて高野山で受け継がれています。中国においてその伝統は途絶えてしまいましたが、近年では再び密教に興味を持つ人が増えています。高野山大学では、経典儀軌と実践法の伝授、梵字悉曇・曼荼羅などの仏教芸術、さらに大乗仏教諸宗派と密教との関係史などの様々な視点から、真言密教の魅力を体験していただきたいと思います。
講師派遣における講演テーマ
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金胎両部曼荼羅と河図洛書
長安青龍寺の恵果和尚から弘法大師へと伝えられた両部曼荼羅の「十二院」と「九会」の構成について、中国特有の数理思想と河図洛書の図像を使って分析します。
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玄奘三蔵と密教
『大日経』『金剛頂経』が形成されていた時期のインドに滞在していた玄奘三蔵は、密教をどのように捉えていたのか。『大唐西域記』などを踏まえ、玄奘前後の密教の動きを考察します。
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