弘法大師空海の真言密教を専門的に学び、教相(思想的側面)と事相(実践的側面)を2本の柱として学習し、その伝統の継承を目指します。
また、密教思想や歴史、芸術に関する知識を世界的な視野に立って修得し、アジア諸地域に広がった密教や仏教の文化を学習します。
弘法大師空海の真言密教を専門的に学び、教相(思想的側面)と事相(実践的側面)を2本の柱として学習し、その伝統の継承を目指します。
また、密教思想や歴史、芸術に関する知識を世界的な視野に立って修得し、アジア諸地域に広がった密教や仏教の文化を学習します。
密教が本格的に日本へ伝わったのは9世紀です。それ以来、密教は今日に至るまで日本の文化に多大な影響を与え続けてきました。1200年の伝統がぎっしりと詰まった「宝の山」、それが高野山です。この高野山の中で、伝統に直接触れながら密教を学ぶことが出来るのが「密教学領域」の最大の特徴です。
それだけではなく、密教を日本密教に限定することなく、インド・チベット、さらにはアジア全域にわたってグローバルな視点から幅広く研究しています。サンスクリット語、チベット語、漢文をはじめ、密教に精通した外国人教師による科目を国際的視野に立って学ぶことができます。
また、寺院後継者のためには、「僧侶実力養成プログラム」を開講し僧侶としての実力育成をしています。 知的にも、体感的にもワクワクするのが密教の魅力です。密教の魅力に是非触れて欲しいと思います。
僧侶としての知識を学ぶ法式、声明、常用経典、布教、梵字悉曇、一流伝授等「僧侶実力養成プログラム」を開講しています。 |
宝の山で密教を学ぶ図書館に所蔵されている30万冊のうち10万冊は江戸以前の古典資料です。さらに、霊宝館との提携をすすめています。山の正倉院と呼ばれる高野山で、文化財を教材にして古文書や書誌学の知識を深めます。 |
国際的に密教を学ぶダライラマ法皇猊下による金剛界潅頂、チャトリンポチェによる金剛界法の伝授をおこないました。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院日本宗教研究センター長ルチア・ドルチェ先生を招いて「密教談話会」を開催しました。 |
古典を読んで古人の英知を学ぶサンスクリット語、チベット語、漢文など古典語を開講しています。古典を学び古人の英知を学びます。 |
『大日経』はインドにおいて7 世紀に成立し、密教が大乗仏教から独立した記念碑的聖典です。
日本密教では『金剛頂経』と並んで尊ばれ、弘法大師の思想に大きな影響を与えました。『大日経』の本文の学習を通して、日本密教の根幹となっている密教経典の基本的な構造と思想について理解を深めます。
「理趣法」とは何か。その理論について学びます。
特に、理趣法がどのような思想的背景のもとに成立したかについて、その内証にまで踏み込んで講義を進めます。
この講義を受講すると、理趣三昧の導師の作法を習得することができます。また、伝授をうけるだけでは知ることが出来ない理趣法の周辺知識についても幅広く学ぶことができます。
9世紀はじめ唐にわたり、最新の仏教=密教を持ちかえって体系化し、真言宗の開祖となった空海。その62年の生涯には、いまだ解明されていない点が少なくありません。
一方、解決済みとみなされてきた事跡にも疑わしい点がみられます。講義では空海が活躍した時代がどのような時代であったかを概観しつつ、従来の説を徹底的に検証し、先入観を排した新しい空海像を一緒に考えていきます。
真言密教の核心的な思想である即身成仏の教えを、『即身成仏義』を通じて学びます。
弘法大師の言葉に直接ふれることによって、その明晰な文章と奥深い内容を味わい、虚心に原典に向かって読み解く楽しさを知ってもらいます。
密教とは何か、その定義をはじめ、密教の起源や展開、密教を伝えた人々(列祖)、根本聖典である『大日経』『金剛頂経』の教理や曼荼羅との関係、そして空海の即身成仏思想の特徴並びに高野山の歴史や文化など、本格的に密教を学んでいくための基礎となる知識について概観します。